慶應義塾大学大学院文学研究科は、コロナ感染症拡大予防のために2020年度の春学期の授業は全面オンラインとし、三田メディアセンターなど学内施設は立ち入り禁止となりました。その後、秋学期からは約3割の授業は対面となりました。このような状況で、大学院生の授業および学位論文作成に向けた研究にどのような支障が出たのかについて、大学院生の意見をひろくたずねるとともに、オンライン授業の有効な活用方法を探るために、2020年度の授業が修了した2021年1月20日から2月25日の期間で、文学研究科の修士課程・博士課程に所属する大学院生に対してGoogleフォームによる質問紙調査を実施しました。本報告書はその結果をまとめたものです。