講演会の概要:
アナログゲームが近年隆盛の一途をたどっている。ゲームのプレーヤーはアナログゲームのプレイを通じて,ゲーム自体やそのルールに包含される問題構造を理解し,それを現実問題の理解やその解決に向けた行動変容に展開できる可能性をもっている。松本太一氏は,カードゲームやボードゲームを用いて発達障害のある人たちのコミュニケーション能力を伸ばす「アナログゲーム療育」を独自に開発し,療育機関や就労支援機関などで実践を行ってきている。同氏は,こうした取り組みに関し,各地で講演会や研修会を開催している。今回は同氏に,アナログゲームの実演を交えた独自の発想を共有し,アナログゲームの活用を会員の関心に応じてどのように活用できるかについて議論を促す機会を提供いただく。